JR東海が、沼津市が舞台の人気アニメ「ラブライブ！サンシャイン！！」との共同企画を継続的に展開している。街の顔でもある沼津駅の駅舎には、アニメの一場面を描いた大型パネルを設置。コロナ禍を経て、アニメを通じた地域連携に乗り出している。
同社は昨年3～8月、「沼津ゲキ推しキャンペーン」と題して作品との共同企画を実施し、〝聖地巡礼〟など移動需要の促進を図った。キャンペーンの「公約」だったのが、沼津駅へのパネル掲示。同社の予約サービスで沼津を訪れた人の新幹線利用50万キロ達成を記念し、8月に縦2・5メートル、横6メートルのパネル2枚を設置した。
駅ビルのテナントなど地元商店との共同企画も展開。キャンペーン終了後も、主人公のグループ「Aqours（アクア）」のメンバー9人の誕生日には、駅の電光表示板でメッセージを流し、ビル内を装飾。キャラクターのイメージカラーでパネルをライトアップしている。
小宮山学駅長（56）は「取り組みはコロナ禍が契機。鉄道利用者が激減し、社員に危機感が生まれた」と率直に語る。若手駅員の意見を積極的に取り入れ、駅の装飾に生かす。「沼津の一員として、今後も作品と地域を応援していきたい」と意気込む。
JR東海は25日まで、アニメ「ラブライブ！サンシャイン」にちなんだ特別展「富士山とAqours（アクア）」展を沼津市のJR沼津駅ビル・アントレで開いている。鉄道会社の垣根を越え、伊豆箱根鉄道のラブライブラッピング電車に掲げたヘッドマークなどを展示している。
23日に開催したJR東海の「さわやかウオーキング」の関連イベントで、沼津駅の駅員が企画した。市内各地で撮影した富士山の写真にキャラクターのイラストが映り込んだ特別パネルや、ファンの交流の場になっている「つじ写真館」（同市上土町）の黒板アートを飾っている。昨年、一日駅長を務めた声優の斉藤朱夏さん、小林愛香さんのサインも並んでいる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fba5745eb687fc835b1e20d06a9aa42cca9be4ca
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Source: もゆげん-萌癒元-
