●新人声優は仕事減、ベテランに集中するワケ
「新型コロナウイルス感染症の拡大により、アフレコが集団収録から個別収録に移行した結果、声優ひとりひとりの拘束時間が短くなりました。その結果、従来であれば引っ張りだこで起用が難しかったベテラン声優にスケジュールの余裕ができ、彼らに依頼が集中するようになりました。逆に新人声優が日の目を見る機会が激減してしまったのです」
さらに新人を追い込むのが、声優の報酬を決める「ランク制度」(※)だといいます。
「若手の声優は、最低ランクの『ジュニア』からキャリアをスタートします。はじめ3年間はギャランティーが低いまま一定なのですが、そのぶん起用されやすくチャンスが増えるという仕組みになっています。しかし、新型コロナが沈静化せず満3年が経過してしまえば、3年前にデビューしたジュニア声優は経験が少ないままギャランティーが高くなってしまい、ろくに仕事を得られないままごっそり事務所を去ることになります。これが続けば、5年10年後にはある世代の人材が全くいないという大きなブランクを生むことになります」
また、仮に現場に立てたとしても、個別収録では他のキャストの演技を見聞きすることも掛け合いの演技をすることもできず、現場で演技を学ぶことができません。収録後の飲み会で新人が先輩声優やスタッフから教わることも多かったのですが、そんな機会も失われてしまった。新型コロナによって、声優はデビューだけでなく成長も難しくなってしまったのです。
さらに声優だけでなく、音響監督らスタッフにとっても新型コロナの影響は深刻です。
「個別収録になることで声優の拘束時間は少なくなりましたが、僕らは全員の収録が終わるまで帰れません。スタッフの拘束時間は逆に増えています。そのため自分から新人声優を探す時間も無くなってしまいました。また、スタジオ内での接触人数を減らすため、声優のマネージャーは収録現場への立ち入りが認められなくなっています。マネージャーからいい若手を紹介してもらうことも多かったのですが……」同じようなことは他の業界や多くの企業でも起きていますが、声優業界も例にもれず、特に新人にとって過酷な状況になっているといえるでしょう。
引用:Yahooニュース/マグミクス
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d9c995ee11f04bc2f517f316ea05ee18a045afe
そういう蛍光感じるわ
納得だわ
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Source: アニはつ -アニメ発信場-