間もなくサービス開始から1周年を迎える「ウマ娘 プリティーダービー」。リリース直後から高い人気を誇り、年末には「ネット流行語100」の年間大賞も受賞するほどのブームを巻き起こした。そんなウマ娘の人気ぶりを“ガチ”で分析したゲームエイジ総研のデータが現在注目を集めている。
今回は、その分析データから見えてくる、ウマ娘の人気の凄さについてお伝えしていきたい。
ウマ娘、サイレンススズカ級の“バテない”ユーザー数推移をみせる
ピークを過ぎた5月以降も減少スピードが緩やかなのも特徴的だ(「株式会社ゲームエイジ総研」調べ)
ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファームのゲームエイジ総研は2月17日、「まもなくリリースから1周年を迎えるウマ娘。丁寧にキャラクターの個性を表現し続けファンを魅了」と題したプレスリリースを発表。同社の運用するマーケティングデータサービス「iGage(アイゲージ)」のデータを用いた、ウマ娘のサービス開始以降のユーザー数やユーザーの属性を公開した。
同社によれば、一般的なモバイルゲームではリリースから2週間ほどでアクティブユーザー数が最大となり、その後は3ヶ月ほど下降を続けたのち、ユーザー数が安定すると解説した。初期にトップスピードになるものの、その後バテてしまう典型的な「逃げ」タイプの競走馬と同じ動向なのだ。
一方でウマ娘のアクティブユーザー数のグラフでは、なんと2ヶ月以上増加を続けている。ウマ娘のキャラクターのモデルにもなっているサイレンススズカもかくやというほど、「逃げ」ているにも関わらずバテる気配を見せないのだ。さらに驚くのは、年末から年始にかけてユーザー数が再上昇しピーク時に迫る数字を記録していることだ。競馬で逃げ馬が最後の直線に入ってさらに加速する「二の足」を使っているとも言える。このユーザー数のグラフにも、ウマ娘の人気の規格外ぶりが明確に表れているのだ。
男女ともに20代が多数派となっているウマ娘のユーザー構成(「株式会社ゲームエイジ総研」調べ)
また、同社ではウマ娘の「配信1週間」と「直近1週間」のユーザー構成もグラフ化。リリース直後には20代・30代の男性が全体の7割以上を占めていたものの、現在では6割弱まで減少。代わりに20代女性が急増し、10代や50代の男性も微増している。一部が突出していたファン層が全体的になだらかになり、全年代に受け入れられる作品へと変わっていった様子が伺える。
ウマ娘といえば、ゲームをプレイしたことで競馬に興味を持つ人が増えたり、キャラクターのモデルとなった競走馬がネット上で人気を博したりと、ゲーム内に留まらない影響を与えていることでもたびたび話題となっている。
この影響力で1周年を迎えた後もさらなる人気の増加を見せてもなんら不思議ではない。今後もウマ娘の人気ぶりから目が離せない。
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Source: ウマ娘まとめ超速報!